土地・空き家を売りたい。不動産の広告費用は誰が負担する？

皆さん、こんにちは。岐阜県可児市「陽のあたる部屋」藤井です。

このブログでは、不動産に関する最新の情報と実用的なアドバイスをお届けします。不動産に対する疑問や不安を解消するためのヒントを見つけてくださいね。

この記事のポイント

▶不動産売却の広告費用は通常、不動産会社が負担
▶特別な広告や契約解除時は売主が負担する場合がある
▶仲介手数料以外の費用徴収は原則法律で禁止されている

広告費用の基本負担

通常、不動産の売却時にかかる広告費用は不動産会社が負担します。これは、仲介手数料に広告費用が含まれているためです。仲介手数料は、不動産会社が売主や買主から受け取る成功報酬であり、この中に広告費用も含まれています。

ただし、例外的に売主が広告費用を負担する場合もあります。具体的には以下のようなケースです。

特別に依頼した広告：売主が通常の広告活動を超える特別な広告を依頼した場合（例：大手新聞やテレビCMなど）、その実費は売主が負担します

遠隔地への出張費：遠方にいる購入希望者と交渉するための出張費も売主が負担することがあります

契約の途中解除：専任媒介契約や専属専任媒介契約を途中解除した場合、それまでに発生した広告費用が請求されることがあります

不動産会社が仲介手数料以外の費用を売主から受け取ることは、宅地建物取引業法により禁止されています。したがって、不動産会社が売主に対して通常の広告費用を請求することは違法です。

一般的な不動産売却における広告費用は、不動産会社が負担します。ただし、特別な広告を依頼した場合や契約を途中で解除した場合など、特定の条件下では売主が負担することがあります。契約時にこれらの条件についてしっかり確認しておくことが重要です。