【中山道】馬籠宿~落合の石畳まで歩いてみた

馬籠宿の街道歩き

馬籠宿とは?

中津川市東部に位置する馬籠宿。江戸の方面から数えれば中山道43番目の宿場になります。全長は約600m。石畳の坂道が特徴です。その両側には、歴史ある町家が建並びます。それらの多くは土産物屋ですね。土産物屋に混じり、木曽の地酒「七笑(ななわらい)」や、癖が少なくほんのりと酸味の効いた木曽のドブロクも買える酒屋があったり、中津川の特産和菓子である栗きんとんや、おやきなどの名物が食べられる店もあって、歩くだけで楽しいですよ。

この通りには電線等がないので、気持ちよく歩けます。石畳の下に埋設されているのか?と思いましたが、通りを外れて裏道を歩いてみると、建物裏から引込み線を引いているのが分かりました。

馬篭宿には、観光案内所や無料休憩所があります。そこには、フリーWi-Fiスポットがあり、外国人観光客にも優しい。外国からのお客さんがたくさん来てくれますからね。無料休憩所の建家内には、当時の旅人が着るようなコスチュームを無料で貸し出しています。それを纏えば良い記念写真が撮れるでしょう。

馬篭宿の最上部には、標高2,191mある恵那山を見渡せる展望広場があります。ここからの眺めは、島崎藤村が生きた時代から変わらぬ風景なんでしょうね。ベンチが設置してあるこの広場で、島崎藤村の馬籠宿を舞台にした小説、「夜明け前」を読み想いを馳せるのも面白いんじゃないでしょうか。

地図

馬籠観光協会HPより観光マップを入手してから出かけるのが良いですよ。駐車場案内から周辺の見所まで、分かりやすく記載されています。

馬籠宿から落合宿まで歩いてみた

馬籠宿を堪能したから、次は隣の宿場である落合宿まで中山道を歩きます。距離は約4km。新緑まぶしい山々や田んぼを眺めながら行くので、足取りは軽い。私は馬籠まで車を使ったため、馬籠宿の駐車場に停めて歩きました。落合宿に到着しても、車まで帰らなければならなかったために往復で8km歩きました。同じ道を歩いて帰るのはお勧めできないので、公共交通機関を使う方が良いでしょう。

民家がある生活道も通り、枝分かれする所もありますが、目印である茶色を混ぜた舗装に沿って行けば迷いません。

落合の石畳

この道中に「落合の石畳」と呼ばれる区間があります。杉林の中に、幅約4m、全長約840m、石畳の道が続いています。このうち3カ所(計70.8m)は、江戸時代のものがそのまま残っており、県の史跡に指定されているんです。この古道は、杉林の中を貫くため日差しが遮られ、凛とした雰囲気があります。石畳と苔のコントラストが心地いい。

私が落合の石畳の上を歩いたのは、午前7時頃です。犬の散歩中である現地の方に出会い、挨拶を交わします。手には草抜き鎌を持っている。話を伺うと、毎朝犬の散歩をしながら、石畳の間の草を抜いているそうです。地元の方々の努力で、このような素晴らしい石畳が維持されているんですね。ありがとうございます。

落合の石畳の入口付近には駐車場がありました。車で来て、この古道だけを歩く事も出来るみたい。なお、写真で見るよりも実際の石畳は凹凸があり、歩きづらいです。履き慣れた靴で行かれる事をお勧めします。

さて、落合宿につきました。私にとって特に見所はありませんでしたが、付近で現役の川本式ポンプを見れたのは良かったな。近所の方が共同で使ってるのかな?

地図

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