金利上昇で住宅ローンが払えない!不動産会社へ相談して”任意売却”制度で競売を回避

皆さん、こんにちは。岐阜県可児市「陽のあたる部屋」藤井です。

このブログでは、不動産に関する最新の情報と実用的なアドバイスをお届けします。不動産に対する疑問や不安を解消するためのヒントを見つけてくださいね。

この記事のポイント

・物語形式で住宅ローンが支払えなくなった時の対処方法を解説
・任意売却についての説明
・競売と任意売却の違いを解説

住宅ローンで追い詰められる家計

佐藤夫婦(仮名)は5年前、念願のマイホームを購入しました。当時は低金利で、変動金利の住宅ローンを組みました。しかし、最近の金利上昇により毎月の返済額が急激に増加。さらに、夫の勤務先での残業規制により収入も減少し、家計は苦しい状況に陥りました。

「最初は何とかなると思っていたんです。でも、毎月の返済額が2万円も増えて…。食費を切り詰めても追いつかなくなってしまって」と佐藤さんは振り返ります。夫婦で話し合い、様々な対策を試みました。

  • 支出の見直し
  • 副業の開始
  • 親族からの借り入れ

しかし、これらの努力にも関わらず、住宅ローンの返済は3ヶ月遅れてしまいました。

任意売却との出会い

「このままでは競売になってしまう…」と不安を抱えていた時、佐藤さんは不動産会社に相談へ行き「任意売却」について知りました。

「正直、最初は半信半疑でした。でも、話を聞いてみると、私たちの状況にぴったりだと感じたんです」

任意売却とは?

任意売却とは、住宅ローンの返済が困難になった場合に、金融機関の同意を得て不動産を売却する方法です。以下に任意売却の主なポイントをまとめます。

  • 金融機関の許可のもと一般市場で不動産を売却
  • 住宅ローンが残っていても売却が可能
  • 一般的に競売よりも高い価格で売却できる
  • プライバシーを守りながら売却できる

どんな時に任意売却をする?

・失業やリストラにより収入が激減し、住宅ローンの返済が困難になった
・病気や怪我で働けなくなり、医療費がかさむ一方で収入が減少した
・事業の失敗や多重債務により、住宅ローンの返済が滞るようになった

・離婚により、一人で住宅ローンを負担することが難しくなった
・転勤や海外赴任で長期不在となり、維持費や返済の負担が重くなった
・親の介護のため実家に戻る必要が生じ、現在の住居を手放す必要がある

・購入時よりも不動産価値が大幅に下落し、ローン残高が物件価値を上回ってしまった
・地域の衰退により物件価値が低下し、売却しても住宅ローンが完済できない状況になった

・住宅ローンの滞納が続き、金融機関から「期限の利益の喪失予告」が届いた
・競売手続きの開始が迫っており、それを回避するために任意売却を検討する必要がある

・相続した不動産にローンが残っており、相続人が返済を継続できない
・住宅ローンの金利が変動し、返済額が増加して負担が大きくなった

任意売却のメリット・デメリット

メリットデメリット
市場価格に近い金額で売却できる可能性が高い売却活動への協力が必要
周囲に知られずに売却を進められる手続きに時間と労力がかかる
住宅ローン残債を減額できる可能性がある競売までの時間制限がある
自己破産を回避できる可能性がある個人の信用情報に影響が出る可能性がある
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一般的な任意売却の流れ

  1. 金融機関に相談し任意売却の許可を得る
  2. 不動産会社に査定を依頼
  3. 金融機関と売却条件を調整
  4. 不動産会社と媒介契約を締結
  5. 売却活動を開始
  6. 買主が決まったら契約締結
  7. 決済・引き渡し

任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった際の選択肢の一つです。競売を回避し、より有利な条件で不動産を売却できる可能性がありますが、金融機関との交渉や手続きの複雑さなど、注意すべき点もあります。専門家のアドバイスを受けながら進めることをお勧めします。

藤井

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佐藤夫婦の任意売却

  1. 不動産会社へ相談
    佐藤夫婦は勇気を出して土地を購入した不動産会社へ相談しました。ローンが苦しくて払えない。どうしたら良いでしょうか?不動産会社はローンを組んでいる銀行に「任意売却」ができないか交渉してくれました
  2. 銀行への交渉
    銀行へは不動産会社が主導して交渉してくれました。このままローンが支払えなくなれば、私たちの家は競売にかけられるかもしれないとのこと。競売と任意売却ではこの後の私たちの生活が全く違うものになるらしいのです。そんな話を聞きながら、銀行は任意売却の方向で納得してくれました
  3. 売却活動
    任意売却では、今の家に住みながら売却活動をすることができました。売却に関しても不動産会社の方が丁寧にサポートしてくれました
  4. 買主との交渉
    幸い、3ヶ月ほどで買主さんが見つかりました。思っていたより良い条件で売れて一安心。これが競売だと、住む場所を探す暇もなく、売却時の価格も低いとのこと。任意売却で買主さんが見つかったのは幸運です
  5. 金融機関との最終調整
    ローン残債と売却金額の差額について、金融機関と交渉。ローンの一部は残りましたが、無理のない範囲での返済を提案してくれました。

任意売却と競売の違い

任意売却と競売の最も大きな違いは次の通りです。

  • 任意売却
    所有者が主導し、金融機関の同意を得て進める
  • 競売
    金融機関が裁判所に申し立て、裁判所主導で進める

任意売却と競売の比較

任意売却競売
売却価格市場価格に近い価格市場価格の約70%程度
売却価格銀行などと協議裁判所が決定
売却期間約1〜6ヶ月約1ヶ月
プライバシープライバシーが守られる情報公開される
残債の返済無理のない範囲での分割返済一括返済を求められる
引越し費用最大30万円の捻出が可能一切なし
自宅に住み続ける可能(リースバックなど)必ず立ち退き
手続きの強制性自らの意思で進められる強制的に進められる

競売を回避して新たな出発

任意売却により、佐藤夫婦は競売を回避し、信用情報にも大きな傷をつけずに済みました。現在は、手頃な家賃のアパートに引っ越し、新たな生活をスタートさせています。

「確かに持ち家は手放すことになりましたが、逆に肩の荷が下りた感じです。これからは無理のない範囲で生活設計をしていきたいと思います」と佐藤さんは笑顔で語ってくれました。

まとめ

金利上昇や収入減少により住宅ローンの返済が困難になった場合、任意売却は有効な選択肢の一つです。任意売却は競売が始まってしまうとできなくなるので、時間との闘いです。とにかく早めに専門家に相談し、自分たちの状況に合った最善の方法を見つけることが大切です。

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さいごに

今回も最後までありがとうございました。このブログでは不動産の豆知識や、岐阜のお出かけ・グルメ情報を発信していく予定です。

これからも役立つ情報をお届けしていきますので、ぜひ次回もお楽しみに。またのご訪問を心よりお待ちしております!

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