相続時の不動産売却【第5回】相続した不動産をそのまま売却?解体して更地売却?メリット・デメリットを考える

皆さん、こんにちは。岐阜県可児市「陽のあたる部屋」藤井です。

このブログでは、不動産に関する最新の情報と実用的なアドバイスをお届けします。不動産に対する疑問や不安を解消するためのヒントを見つけてくださいね。

この記事のポイント

・相続した不動産に古い建物がある場合の対処
・古家付きで売却、建物を解体して売却する場合のメリット・デメリット

相続した不動産を売却する際、「そのまま売却するか」「更地にして売却するか」は重要な選択となります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、慎重に検討する必要があります。

前回の記事

そのまま売却するメリットとデメリット

メリット

解体費用が不要

建物をそのまま売却することで、高額になりがちな解体費用を節約できます。30坪の家の解体費用は、木造で90万円から150万円、鉄骨造で120万円から240万円と、決して安くない金額になる可能性があります。

固定資産税の軽減

建物がある土地は「住宅用地の特例」により、固定資産税が大幅に軽減されます。200㎡以下の場合、通常の1/6に抑えられるため、経済的に有利です。

すぐに売り出せる

建物の解体が不要なため、すぐに不動産市場に出すことができます。解体には1〜2ヶ月程度かかることを考えると、時間的なメリットは大きいです。

デメリット

売却価格の低下

古家付き土地は、更地と比較して売却価格が低くなる傾向があります。買主は解体費用を考慮するため、価格交渉で不利になりやすいです。

買主が限定的

新築を希望する買主にとっては、古い建物は魅力的ではありません。そのため、潜在的な買主の数が減少する可能性があります。

更地にして売却するメリットとデメリット

メリット

売却の容易さ

更地は買主の用途の自由度が高く、早期に売却できる可能性が高まります。建物以外の用途で利用したい買主のニーズに応えやすくなります。

価格の向上

更地は購入希望者が多く、売却価格が高くなる傾向があります。特に建物の劣化が進んでいる場合は、更地にすることで価値が上がりやすくなります。

トラブル回避

建物の瑕疵に関するトラブルを未然に防ぐことができます。古い建物に起因する問題を解消できるため、売却後のリスクを軽減できます。

デメリット

高額な解体費用

解体には多額の費用がかかります。30坪の家の解体費用は、構造によって90万円から300万円と幅があります。

固定資産税の増加

更地にすると、住宅用地の特例が適用されなくなり、固定資産税が3〜6倍に跳ね上がる可能性があります。

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解体にかかる費用と期間

解体費用の相場

建物の構造によって解体費用は大きく異なります。

構造坪単価30坪の場合の相場
木造3〜5万円90〜150万円
鉄骨造4〜7万円120〜240万円
RC造5〜8万円150〜300万円

古家解体についての参考記事

解体期間

解体工事の期間は建物の構造によって異なります。

  • 木造:約2週間
  • 鉄骨・RC造:3週間〜1ヶ月

最終的な判断のポイント

相続した不動産の売却方法(古家付き売却・解体更地売却)を決める際は、以下の点を総合的に検討することが重要です。

  • 建物の状態
  • 解体費用
  • 固定資産税への影響
  • 売却の緊急性
  • 買主の要望に合うのはどちらか

相続不動産に関する質問をお待ちしています

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さいごに

今回も最後までありがとうございました。このブログでは不動産の豆知識や、岐阜のお出かけ・グルメ情報を発信していく予定です。

これからも役立つ情報をお届けしていきますので、ぜひ次回もお楽しみに。またのご訪問を心よりお待ちしております!

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