皆さん、こんにちは。岐阜県観光連盟の公式サイトで岐阜の遊べる場所を記事にしている”ちゃんた”です。このブログでは岐阜の観光やグルメ情報、親子ゲーム情報を更新しています。
今回の記事は、古い町並みが好きな方へ。短くキーワードをまとめると、うだつ・建築・歴史。
それでは、どうぞ。
うだつの上がる町並み
美濃市にあるこの古い町並みは、長良川鉄道「美濃駅」から約5分の土地にあります。また、名古屋駅にある名鉄バスセンターから直通バスも運行しており、約2時間で到着します。自動車の方は、東海北陸自動車道「美濃IC」から約5分です。
同じ岐阜県内にある、高山の古い町並みは素晴らしいですし、知名度もあります。ですが、遠いのが難点。(このブログの読者様は、大阪・横浜・名古屋の方が多いようです)
しかし、ここ美濃市にある古い町並みも景観は高山に負けていません。むしろ勝っている点があります。それは、うだつが建っていること。
写真中央に2列、瓦をかぶっているものが「うだつ」です。
これは防火壁の役目を果たしています。今でいえば、防火シャッターのようなもの。
町屋は家が連なっていますから、火が出れば回りが早いですよね。火は上へ上がります。隣家へ延焼するとき、2階の軒下から燃え広がることが多いと言われています。それを見事に断ち切ってくれるのが、この「うだつ」です。正確には、延焼を遅らせるだけですが。
それにしても、凝ったデザインの瓦ですよね。
この辺りは、美濃和紙の生産地として栄えていました。うだつを上げることだけでも、富の象徴です。その中でも我が家こそは!という見栄のために、凝ったデザインの瓦をのせているのです。それが粋。
隣近所で競い合うっていっても、いがみ合うわけじゃない。より良いものをっていう精神。美濃和紙職人の町だからこそ分かる見栄の張り合い。なんか粋ですよね。最高の不動産だ。
現代の競い合い
この粋な町並みで、現在も競い合っている「家」同士があります。
どちらも岐阜県が本店。「十六銀行」と「大垣共立銀行」です。
ここで岐阜県あるある。十六銀行のそばには必ずと言って良いほど大垣共立銀行があります。大垣共立銀行のそばには当然に十六銀行があります。両行とも、お互いを高めあうために切磋琢磨しているんですね。自他ともに認めるライバル。
大垣共立銀行が昭和48年に当時の本店を建設したのですが、その建物、17階建てです。16銀行を超える意味で。洒落が効いてて粋ですよね!
少し余談です。このライバル関係がもたらす良い結果は、データにも現れています。
第12回 日経金融機関ランキング調査(2016年1月)の顧客満足度ランキング。
岐阜県の一地方銀行である大垣共立銀行が、並み居るメガバンクを抑えて全国4位にランクインしている!
対する十六銀行も23位にランクイン!ちなみに24位は、ゆうちょ銀行です。
美濃市のお土産
お土産はもちろん「美濃和紙」を買ってください!
美濃和紙の良さは、触ってみればわかる。字を書いてみればわかる。他の紙との違いを本当に実感できるのは、100年後かもしれません。
是非大切な人へお手紙を書いてくださいね。LINEより手紙の方が粋でしょ。しれっと美濃和紙なら、尚更。手紙をもらった方も、上質な手触りに感動するはず。
海外の方とビジネスするなら、1通でもよいので美濃和紙を使ってください。お礼状に。またはお詫び状にでも。美濃和紙の製法は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。海外でも知名度は高いはずです。特に知識層の方へ。
私もレターセットを買いましたが、1,000円でお釣りが来ました。
岐阜から海外の方へといえば、関市の刃物も。
うだつの上がる町並みのまとめ
うだつの上がる町並みは、交通の便が良い。
珍しい「うだつ」がある。
美濃和紙をお土産に、それを駆使して人間関係をスムーズに。
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