岐阜県御嵩町にある謡坂石畳~道の駅可児ッテまで探索してみた

謡坂石畳~可児ッテ

謡坂(うとうざか)石畳とは?

6月17日、中山道の御嵩町を通る区間が国史跡に追加指定されました。ここは山間部を通る約3.6kmの区間で、「謡坂(うとうざか)石畳」が含まれます。早速この石畳を歩いてみました。


まず、この名前について説明します。謡坂とは、その昔旅人たちがこの坂の苦しみを紛らわすために、歌を歌って上った事が由来であるといわれています。「うたうさか」→「うとうざか」

石畳は、平成9年度~12年度に「歴史の道整備活用推進事業」として、岐阜県からの補助金を受けて整備されました。

石畳の始まりから終わりまでは、1km弱でしょうか。実際に歩いてみると、坂の苦しみで歌を歌う必要はありませんでした。ただ、雨上がりだったために、何度か足を滑らせました。雨上がりにここを歩く方は、注意してくださいね。

石畳を整備したのが新しいためか、石の敷き方が味気ないように感じました。ですが、紅葉や紫陽花が植えられており、季節に応じて歩行者を楽しませてくれるんじゃないかと思います。梅雨時期でしたので、きれいなアジサイが見れましたよ。アジサイと石畳って、なんかいい感じ。

参考:岐阜県HPより

謡坂峠の地図

道の駅可児ッテ

謡坂の石畳から、車で10分ほどのところに道の駅「可児ッテ」があります。向かってみましょう。

余談ですが、可児ッテに関連して。6月17日、愛知県名古屋市に「KITTE(きって)名古屋」がオープンしました。名古屋駅直結の商業施設で、開店前に600人以上が並んだといいます。このブログは岐阜県に特化させているため、これ以上は詳述しません。

これに対し我が岐阜県には、可児市内に「可児ッテ(かにって)」という道の駅があります。東海環状自動車道・可児御嵩ICを降りるとすぐに可児ッテがあります。ここでは、地元で採れた野菜や果物、花が売られ、多くの買い物客が来ます。2010年にオープンしてから約6年が経ちますが、未だに人気は衰えません。地元の人から人気があるのが理由ではないでしょうか。カフェが店舗に入っており、オープン前には地元の人が並んでます。もちろん600人には遠く及ばない、5~6人。しかし、地元の人間で賑わう道の駅は珍しいんではないでしょうか。

最後に、念のため付け加えます。

キッテとカニッテは縁もゆかりも無い。

 参考:中日新聞夕刊 6月17日付

道の駅可児ッテの地図