山奥にある立派な神社!白山中居神社
白山中居(はくさんちゅうきょ)神社と読みます。郡上市白鳥町石徹白に建つこの神社の境内には、多数の大杉があることで知られており、森と言っていいほどです。この神社の鳥居をくぐると、大杉の森が始まります。
その森の中にある参道を歩いていくと、途中に川が流れています。橋を渡ると、また大杉の森の始まり。
御本殿へ向かう途中には、金運が上がるという石が奉られていました。
私はもちろん触れました。何回も何回も、たくさん。
御本殿は、結構急な階段を上った所にあります。石階段を上り、神様に手を合わせ、「お願いします」と心の中で唱える。いつものように、年末ジャンボ宝くじについてお願いしました。
この神社の境内の裏山には、浄安杉という県指定の天然記念物があるんです。事前にネットで調べときました。そこへ向かうため、階段を下ります。少し歩くと、大きいヘビが2匹。1mはある巨大ヘビ。動いてはいませんが、2匹が双龍のように絡み合っています。アオダイショウでしょう。毒は無いので大丈夫。しかし、ヘビは神の使いだと聞いた事もあります。そっと手を合わせて立ち去りました。
新緑が最高!白山中居神社のブナ原生林

この神社の境内から、裏山へ登る道を探します。100mほど歩いたらすぐに見つかりました。分かりやすい。「浄安杉」の看板があります。道は整備されていましたが、写真で見るよりも急な登り坂なので注意が必要です。
20分程度登ると浄安スギに着きます。その道中にブナの原生林が残っているんです。すごくきれいな緑色。ライムグリーン。Kawasakiカラー。
この場所は1974年に「白山中居神社のブナ原生林」として県の天然記念物に指定されました。面積27,621㎡の中に、約115本のブナが残っています。この山道を境界にして、ブナ林と杉林にはっきりと分かれているのが、上の写真でわかるでしょうか?
境内側がブナ林、反対側が杉林。あくまで推測ですが、神社境内に近いという事でブナが伐採されず、杉の植林となる事を間逃れたのでしょう。
浄安スギとは?


浄安スギは1974年に県の天然記念物として指定されました。地上1.8mの所で2幹に分かれているのが特徴です。樹高は約32m、根元の幹周囲は約13.6mある。
なかなか迫力のある杉ですよ。この巨木は山の中にあるため、木からの距離がとれません。広角レンズが無ければ木全体を撮る事は出来ない。広角レンズも家から持ち出したのに、車の中に置き去り。
ブナの原生林と浄安スギをゆっくり堪能しましたから、帰る事にします。
もと来た道を戻り、橋の手前でまたヘビを見つけた。今度はマムシ。こちらを見ています。マムシは恐い。完全に神の使いではないでしょう。避けて通るような道幅がないので、仕方なく下流にある橋まで大きく迂回して車へ戻るはめに。ここを訪れる際には、マムシにだけは注意してくださいね。
白山中居神社の地図
さいごに
今回も最後までありがとうございました。この記事が役に立った方、逆に「ここが知りたかったのに載っていないよ!」という方はコメント欄よりお知らせ頂けると嬉しいです。