Yahooのヘッドラインに、父親の産後うつに関する記事が出てた。
産後4ヶ月の父親のうち、13.6%の人にうつ病のリスクがあるようだ。これは調査結果の一つだが、すごく発症リスクが高いと感じた。同時に、安心した。それは、私もメンタルを壊したから。自分の他にも、同じような経験がある父親が大勢いる。仲間がいる安心感。
共感したい
そんな仲間がいるなら、共感したい。だから、自分がメンタルを壊した経緯を書く。
ざっくり概要
ストレスを溜め込み、今年の1月に発症。病院でパニック障害って診断。私の場合は、産後よりも1歳半から3歳くらいの時期がストレスのピークだった。
長男誕生から数カ月、耳鳴りが始まる。友人との交流が激減。ボーっとすることが多くなる。あくびが止まらない。1歳半~幼稚園入園までストレスピーク。次男誕生。こっちも1歳半くらいから徐々にストレス増。何もやる気が出ない。脳がモヤモヤする感覚。めまいが始まる。吐き気が多くなる。心拍数が異常に上がる。不安感が止まらない。不眠になる。ガストで食事中に気絶しそうになる。心療内科へGO。
自分の性格など
現在36歳。妻と男児2人(5歳、2歳)で4人暮らし。基本は社交的。アウトドア好き。胃腸は弱め。
結婚・妊娠
結婚は約10年前。付き合いも長かったから、人生の転機って感じではなかった。将来を考えることもなく、その日が楽しければ良いってスタンス。
妻が妊娠したのは、その3年後。将来について少し考え始める。期待と不安。少しだけ料理も覚え始める。友人と遊ぶことを自粛。
転職。当時の仕事は楽しくて、不満もなかった。唯一、休日が少ない業種だった。「子育てに参加したい!!」って気持から、休日の多い会社にタイミング良く転職。
長男誕生
転職と第一子の誕生が重なり、ライフスタイル激変。おむつの交換・着替えは「嫌いじゃない」と自分を洗脳。寝かせつけや、深夜の抱っこも「嫌いじゃない」と自分を洗脳。嫁が不機嫌でも我慢。「嫁の方が大変なんだ」自分を洗脳。この頃から耳鳴りが始まる。
休日に出かけるのも控えた。嫁に申し訳ないので。
1歳で断乳。離乳食をあげるのも大変。初めての事だからか、些細なことにも気を遣い過ぎた。
いつからか噛みつくようになる。血が出るくらいの強さで。これも我慢するしかない。ストレス蓄積。
次男誕生
嫁の溜息が気になる。しつけのために子供を叱りつけるのも気になる。両方、私へ向けられてるように感じる。被害妄想。
楽しいことを考えることも無くなる。無気力になり、あくびが止まらない。脳がモヤモヤする感覚があり、気持ち悪い。
次男が1歳になると断乳。しばらくすると嫁がパートを始める。子供と3人だけの時間。楽しい時もあれば、泣き叫ぶのが止まらず私まで発狂しそうになる時もある。ってか発狂してた。すごい勢いで子供たちを叱ることもあった。そして反省、自己嫌悪。そんな悪循環。
嫁には「大丈夫だよ」って余裕ぶる。弱音は吐いちゃいけないと自己暗示。
この頃には体調不良の原因がストレスにあるって気づく。ストレス発散を色々試した。運動して汗をかく、一人でカラオケ行って叫ぶ、絵を描いてみる等。
でも手遅れ。ストレスを消化するには、コツコツと長期間で考える必要があるらしい。少しの我慢を長期間続けると、いずれ溜め込む場所がなくなる。自分は我慢強いって勘違いしてた。きっと誰でも、我慢を続ければ体調を壊す。
めまいと動悸が始まった。そうすると、夜も寝れなくなる。それがしばらく続いた後、脳がしびれる感覚が度々訪れる。
子供と外食してる時が一番ストレス。次男が泣き叫ぶし、上手に食べれないし、他のお客さんに迷惑になっちゃいけないっていうプレッシャーもある。今年の1月、ガストで夕飯を食べていると気絶しそうになった。怖くて、嫁に「ごめん、車で寝る」。
嫁と長男がすっごく心配してくれた。私の顔が相当ひどかったんだろう。
自分がどうにかなりそうで、怖かった。ヤバいと思い、大嫌いな病院へ。症状を伝えるとパニック障害と診断。うつ病の手前だったみたい。
対処法
自分なりのストレスに対する対処法。
- 病院で安定剤と睡眠薬を処方してもらった
- 嫁に子供たちの愚痴を言うようにした
- 嫁の溜息や、しつけで叱る声が自分にとってストレスってことも伝えた
- 「自律神経を整える塗り絵」っていうのを始めた
- 仕事場に家族写真を飾るようにした
- 瞑想
- 青春小説を読むようにした
- fitbitを1日中着用して、心拍数で健康・睡眠管理
- ドラムを始めた
- 人混みには近づかないようにした
現在
大分症状は軽い。吐き気や、動悸は無くなった。めまいがするのと、たまに寝れない程度。耳鳴りは一生治らないだろうな。食事中に頭がクラクラすることはある。ストレスが起因なので、良くなったり悪くなったりを繰り返すんだろう。
嫁に弱音を吐いたのが、一番効果あったみたい。理解してもらえてホッとした。
ただし、これ以上ストレスを溜め込むのだけはやめよう。良い父親にならなきゃいけないっていう強迫観念が一番悪い。
元気のない父親の姿を子供に見せることが、どれだけ悔しいか分かった。手を抜いた父親の姿を見せてもいいから、子供たちの前では元気なパパでいたい。
以上。