生成AIってなんなの？
最近話題の生成AI
Stable Diffusionは、言葉でお願いすると絵を描いてくれる魔法のAIです。たくさんの絵本や写真を見て勉強したので、いろんなものを描くことができます。パソコンに入れることもできますし、ネットで遊ぶこともできます。
下の画像はstable diffusionに作ってもらいました。
「小学生の子供に、AIの知識を教える父親をアニメで」という指示を出して5秒くらいで完成します。
ChatGPTは、インターネットで学んだことを使って人と文章を使っておしゃべりするAIです。英語が得意で日本語が苦手ですが、人の気持ちを考えて話そうとします。でも、完璧ではないので、間違ったことや変なことを言うこともあります。試しに、下のような質問をChatGPTに投げかけてみます。
小学生の子供に生成AIについて教えたい。
生成AIの特徴について、子供にも分かるように簡単な表現を用いて説明して。その結果を表にまとめて。
すると、ChatGPTは下のように答えてくれました。
CREEVOというのは、文章を入れると音楽を作ってくれるAIです。CREEVOは、たくさんの音楽を聞いて学んだAIが、文章に合った音楽を作ります。例えば、「小学生に生成AIを教える歌」と入れると下のような曲を作ってくれました。
RVCは、人の声を別の声に変えることができるAIです。RVCは、声を録音して、それを学習させることで、好きな声に変えることができます。例えば、自分の声をアニメのキャラクターや有名人の声に変えることができます。しかもリアルタイムで！
生成AIの活躍する場所
生成AIは、新しい物質の発見や、薬を作るのに役立ちます。例えば生成AIは、新型コロナウイルスのワクチン候補を数日で見つけることができたといわれています。
生成AIは、製品の形や機能を便利にすることができます。例えば生成AIは、自動車や飛行機の部品の設計時間を90%短縮し、原材料の使用量を95%以上削減したことがあるようです。これは、地球上の資源を節約して、人間が働く時間も節約してくれたことになります。
生成AIは、文章や画像、音声などのコンテンツを自動的に作成することができます。例えば生成AIは、小説や詩、ニュース記事などを書いたり、アニメやゲームのキャラクターや背景などを描いたりすることができます。
生成AIは、お客さんのサポートをすることができます。例えば生成AIは、チャットボットとしてお客さんが困っていることを解決してくれたり、レストランやホテルの予約受付を行ったり、旅行の計画を簡単に、しかもお値打ちに提案してくれます。
生成AIの課題
生成AIは、学習したデータに偏りや誤りがあると、それに影響されて不適切なデータを作ります。簡単に言えば、嘘を平気で言ってきます。これは生成AIに悪意があるわけではありません。AIは、学習したデータに基づいて本当のことを言っているつもりです。この「嘘をつく」を解消するには、AIに学習させるデータを「皆に平等なデータか？正確なデータか？」と人間がチェックすることです。
生成AIは、人間の感情や倫理観などを現段階では十分に理解していません。そのために、不快感や不信感を与えることがあります。これを解決するには、たくさんの人の気持ちや育ってきた環境などを学習させる必要があります。例えば「性別」「人種」「年齢」「宗教」「職業」などで分類して、無限にある人間のタイプから、より近いデータを学習したAIを選べるようにすることです。将来的には、あなたにパーソナライズされたAIを使うことができるようになり、あなたの気持ちも分かってくれることでしょう。もしかしたら、親や友人よりも理解があるかもしれません。
ここが人類とAIの関係を考える上で、最も大切な部分だと思います。2023年7月18日、国連安保理で、AIを題材にした初会合が開かれました。その中で、「生成AIの良いところと悪いところを考えてリスクを減らす」「人間のコントロールが無くても、自動で攻撃するAI兵器については禁止すべきだ」との意見が出ました。地球にはたくさんの国があり、様々な考え方があるので、AIの軍事利用についての調整は難しい問題となるでしょう。
生成AIとは、過去のデータから新しいコンテンツやアイデアを作り出すことができる技術です。文章や画像、音楽、動画など、さまざまな種類のコンテンツを生成することができます。
生成AIについて、小学生でも分かるように、大まかな表現だけで説明していきますので、下の気になる項目を開いてみてくださいね。