「SSDを認識しない」→Intel VMDが原因だった
パーツ構成
マザーボード | ROG STRIX B760-F GAMING WIFI |
CPU | i5-13500 |
ストレージ | GIGABYTE AORUS Gen4 M.2SSD 1TB |
メモリ | Kingston FURY 16GB×2 |
症状

自作PCの組み立てを終えると、メモリやストレージを認識しているかBIOSの画面で確認しますよね。BIOSではストレージを問題なく認識していました。ところが、Windowsをクリーンインストールしている時に「OSをインストールする場所を選んでください」の項目でSSDが出てこない。

普通は上の画面でSSDが選べるはずです。ここから進めないじゃないか…。焦りました。
解決策
結局、原因が分かるまで2時間くらいかかりました。最初はSSDの初期不良を疑ったのですが、マザボでは認識しているしな。日本では私が使用しているストレージもマザボも詳しい情報が出てきません。海外のサイトなどを翻訳して原因を探した結果、Intel VMDというストレージの性能をアップする機能が原因だと分かりました。
SSDを認識させる解決策は2つあります。
■Intel VMDを無効化する
■最初にIntel VMDのドライバーを入れる
Intel VMDを無効化する
私はこの方法を選びました。こちらの方がシンプルだったからです。その方法は次の通り。
1.BIOSを立ち上げて「Search」を選択

2.「VMD」と入力して、「Enable VMD controller」を「Disabled(無効)」にする。

これだけでWindowsインストール時の画面でSSDが認識されるようになりました。
▼「Search」でVMDが出てこない場合は、Advanced→System Agent Configuration

▼VMD setup menu

▼Enable VMD controller→Disabledにする。

最初にIntel VMDのドライバーを入れる
Intel VMDはSSDの性能を上げる機能です。この機能を利用したい方は最初にドライバを入れましょう。Windowsクリーンインストール前に、USBメモリに各マザボメーカーから「Intel VMD」のドライバーを入れておいてください。

上の画面に来たら、「ドライバーの読み込み」を選択します。USBメモリの中からドライバーが選べるので「Intel VMD」のドライバーを読み込ませます。そうすると、上の画面でSSDが認識されるはずです(私は試していないのですが)。
Intel VMDとは
Intel VMDを使用すると、NVMe SSDのパフォーマンスが上がる可能性があります。パフォーマンスについては、オペレーティングシステム、ストレージデバイスなどによって異なります。この機能はIntelの第12世代から実装されたようです。
注意点として、「Intel VMD」はWindowsをインストールした後には「有効/無効」を変更することができません。
マザボではM.2SSDを認識しているのに、Windowsインストール画面にはSSDが出てこない。
Windowsをインストールする場所が選べないじゃないか!
困ったな…