丸山ダムと旧八百津発電所資料館【国指定重要文化財】



丸山ダムの巻き上げ機

【2018.8.4 追記】

丸山ダム

フレンドリーパーク大平の帰り道に、丸山ダムへ寄った。川遊びの帰りだったので次男は上半身裸、私はジャージ。ちょっと記念撮影して帰るつもりだったので、誰にも会うことはないと考えていた。しかし、国土交通省の職員さんたちと遭遇。変な家族に見られるかと思ったが、若い女性の職員さんが「写真、撮りましょうか?」と優しく聞いてくださった。おかげで、子供たちとパパの貴重な写真が残せた。すごく感謝している。

2年ほど前、一人で丸山ダムを訪れた時は「展望台」というところがあったが、今は新丸山ダムの工事のため閉鎖されているらしい。

その時は国道の橋脚工事を行っていた。

丸山ダム

写真の右奥にうつる橋だが、現在は完成している。土木工事は完成前を知っていると何倍も感動する。

丸山ダム

この丸山ダムも、何年か後には新丸山ダムに生まれ変わる。現在より約20mも高いダムが建造され、今見ている丸山ダム、低い土地にある不動産はダム湖に沈むらしい。新丸山ダム完成後には、月日の流れを感じながら新しい姿を見て感動したい。きっと子供たちは立派に育っているに違いない。

 

私の個人的意見だが、土木工事の完成を見ると感動すると書いた。反対に感動しないものもある。これもまた個人意見で、ある特別天然記念物を見ても感動しない。山の方に住む岐阜県民には共感してもらえるかも。その特別天然記念物はニホンカモシカだ。

ニホンカモシカ

丸山ダム近くの道路脇で草を食べていた。岐阜県の山では、よく見る。町にも降りてくるので、たまに見る。昔は見ると感動したものだが、最近は「いた」ってつぶやく程度。

息子に「ニホンカモシカは可愛い?」って聞くと、「鹿のほうが可愛い」だって。野生の鹿にも稀に遭遇する岐阜県であった。

 

※以下、過去記事。

おはようございます、chantaです。

ここ数日で、急に寒くなってきましたね。岐阜県では少しづつ紅葉が始まっています。もうすっかり秋ですね。読書の秋。皆さんは、どんな本を読んでいますか?

私は現在、「竜馬がゆく」を読んでいます。幕末から明治にかけての物語。その当時の日本には蒸気機関すらありませんし、夜道を照らすのは行燈であり、ましてや電気なんてあるわけもない時代。※エジソンは1879年(明治12年)に電球を発明。

電気なんて想像すらできなかったであろう幕末・明治維新から、たった44年後に竣工した水力発電所があります。岐阜県八百津町にある「八百津発電所」。現在は、「旧八百津発電所資料館」として保存されている発電所です。先日そこへ行ってきましたので紹介します。今回の記事は、土木・建築・歴史好きな方へお勧め。

旧八百津発電所資料館

旧八百津発電所資料館

こちらが発電所の建屋になります。当時からしたら、メチャクチャ背伸びしたであろう洋風の建築物です。歴史を感じずにはいられません。

八百津発電所の年表

  • 明治39年 名古屋電力㈱創設
  • 明治40年 発電所水路工事着工
  • 明治42年 発電所工事着工
  • 明治43年 名古屋電灯㈱が名古屋電力㈱を吸収合併
  • 明治44年 木曽川発電所として竣工
  • 大正6年 放水口発電所を増設して八百津発電所と改称
  • 大正7年 木曽電気製鉄㈱として独立
  • 大正8年 木曽電気興業㈱に社名変更
  • 大正10年 木曽電気興業㈱、大阪送電、日本水力が合併し大同電力㈱が誕生
  • 大正14年 日本発送電㈱が発足
  • 昭和26年 関西電力㈱が発足
  • 昭和49年 発電所運転停止
  • 平成10年 国の重要文化財に指定

御覧のとおり、八百津発電所は6度も社名・体制を変更しています。63年にも及ぶ、発電事業の歴史を感じさせますよね。

発電所本館

八百津発電所の本館

この洋風の建物ですが、レンガ造りになっています。コンクリートの柱と梁があるようなRC造ではありません。レンガを積んで作られています。外観の白いモルタルの下は、よく見る赤いレンガです。屋根の三角になっている部分は、鉄骨で組んであり、銅板で屋根が作られています。しかも軒高は12mもある。梁となるようなものは、この屋根を組んでる鉄骨のみに感じられます。

ここで私は少しビビります。レンガで作られただけの建物って、もろいよね?今もし南海トラフ地震が来たら・・・

いかんいかん。考え直そう。レンガ作りが屈強なのは「三匹の子ブタ」で証明されてるじゃないか。安心しろ!

名古屋電力

外壁には、この建物を造った当時の会社である「名古屋電力㈱」の銘がありました。当時、地元地権者との不動産立ち退き交渉なども苦労したことでしょう。

館内展示

八百津発電所の発電設備

やっぱり一番目につくのは、発電設備。発電機が3台設置されています。カタツムリ感が半端じゃない。明治44年当時で、出力は7,500kwを誇っていたそうです。すごいね。電気が普及していなかった当時で、いったいどれほどの世帯を賄えたんだろう。想像もつきません。

※ちなみに、家庭用の屋根に載ってるソーラーパネルは、枚数にもよるけど出力4kwとか5kw。

八百津発電所の工事風景

当時の工事風景が写真に納められています。めちゃくちゃ貴重なんじゃないでしょうか。作業員の方々、かっこ良すぎ。今こんな作業服集団がいたら、即工事を発注します。なんてったって、発電機の運搬方法がスゴイ。

  1. 重たい鉄の塊である発電機は、アメリカから横浜港へ
  2. 当時開通したばかりの電車で、多治見駅へ
  3. 八百津の黒瀬湊(現八百津橋付近)までは人力・牛によるコロ引き(ルートにもよるけど30kmくらいはあったと思われる)
  4. その湊からは、団平船で川を遡る

3と4については、何の動力も使ってませんね。しいて言えば牛。もちろん川を上る船は人力。船尾に木のオールみたいなのが付いてて、左右にキコキコ。タフガイが集まれば何でもやれるもんですね。

すみません、話が逸れました。展示品についての話に戻します。

農作業グッズ

鐘や昔の生活グッズ?

農作業グッズ

昔の農作業グッズ?

古い椅子

古い椅子。

壁掛け時計

ジャーン。壁掛け時計。すみません、展示品もだいぶ逸れちゃってます。もはや発電所とは全然関係ない。ちょっと郷土資料館みたいな感じですね。

土木・建築・歴史好きな方は楽しめる場所だと思いますよ。あとは、ノスタルジックな気分に浸りたい方はぜひ!

開館時間

9時~16時 ※1~3月は10時開館

休館日

月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

入館料

  • 一般300円・小中学生100円
  • 20人以上の団体 一般200円・小中学生50円
  • 杉原千畝記念館との共通券 一般400円・小中学生100円

地図