皆さん、こんにちは。岐阜県観光連盟の公式サイトで岐阜の遊べる場所を記事にしている”ちゃんた”です。このブログでは岐阜の観光やグルメ情報、親子ゲーム情報を更新しています。
今回は岐阜県民にも意外と知られていない「岐阜大仏」の話です。なんと、日本三大大仏に数えられているらしいですよ。
で、でかい!岐阜大仏について
- 奈良の大仏
- 鎌倉の大仏
- 岐阜の大仏
奈良、鎌倉とくればピンとくる方も多いでしょう。ですが続いて岐阜とくると「え?」となる方がほとんどだと思います。
日本三大大仏に岐阜の大仏が数えられていたなんて。
私は35年も岐阜に住んでいますが初めて知りました。これは見学へ行かなくてはなりません。
岐阜大仏がある正法寺

岐阜大仏は岐阜市にある正法寺に安されています。
住所は「岐阜市大仏町8番地」
住所まで大仏じゃないか!大仏の影響力がすごい。
岐阜大仏の概要
岐阜大仏の写真を載せる前に構造や特徴などを説明します。
大仏の中には1本のイチョウの木の大黒柱があります。そこに大仏の骨格となるものを木材で組みます。骨格に竹を編んだものを繋げて大仏のシルエットを作り、その竹に粘度を塗って外観を造る。
凄腕の左官屋さんが大勢必要ですね。更にその上へ美濃和紙を貼り、漆を塗り、最後は金箔仕上げ。小学生の時に習った「奈良の大仏」とは全く違う造りです。
岐阜大仏様のスペック
- 像高 13.7m
- 顔長さ 3.63m
- 目長さ 0.66m
- 耳長さ 2.12m
- 口幅 0.71m
- 鼻高さ 0.36m
岐阜大仏の建立について
岐阜大仏は着工から竣工まで38年もかかっています。現在行われている工事と比較してみましょう。
多くの人が興味を寄せる大規模な工事といえば、品川-名古屋間のリニア工事でしょうか。2015年に本格着工して、2027年に開通予定ですから約12年間。
これと比べれば、岐阜大仏の工事が超ビッグプロジェクトだった事が分かります。そんな超ウルトラビッグプロジェクトは天保三年(1832年)に完成しました。
岐阜大仏 2つの特徴
岐阜大仏には大きく2つの特徴がありました。
特徴① 大仏の頭が天井に当たっている
大仏が大きいのか、または大仏殿が低いのか、現地では大仏様の頭が天井に当たっているように見えました。家に帰ってから写真を確認する。

うん、これは完全に頭が天井に付いちゃってる。写真に撮るとよく分かります。大仏様、窮屈そうに首を曲げていらっしゃる。若干前かがみ。ちょうど、背の高い人が軽トラに乗っているように。
天井に頭が着いちゃってる大仏様って珍しいですよね?なので特徴①です。
特徴② 右手のポーズ

少し前に流行したタレントのローラさんみたいに「オッケー」。右手の指の反りを見て下さい。全力で「オッケーーー♫♬」ってやっている感じがします。
すごくPOP。そして表情、優しいSMILE。
頭が天井に当たり、窮屈そうに過ごして約184年が経ちました。「苦しい中においても、笑顔と元気があれば道は開けるよ♪」岐阜大仏様は、そんな強いメッセージを発しているようです。なんとなく岐阜の県民性にも通じます。
さいごに
大仏様の前には向かい合って座れるように折り畳み椅子が数脚設置してあります。そこに座り、ゆっくりと岐阜大仏様のお顔を眺めればきっと心が癒されます。
また、大仏様が前かがみになっている事で、例えば親が小さい子供を相手にする時に視線の高さを合わせて覗き込むような感覚になります。つまり、岐阜大仏様に守られているような安心感が味わえます。
安心感、安堵感、包み込まれるような気持ち。こんな気分を最近感じていない方は、岐阜市の正法寺を訪れてみて下さい。
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あなたが行きたい岐阜の観光地や飲食店を教えて下さい!次回記事の参考にさせて頂きます。今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました♪